2011-10-23

秋の読書 鉄道員(ぽっぽや)71

今週は白トリュフとジビエが入りました、というお知らせを郊外のレストランで働く方からいただき、寒さと旬の食べ物のニュースが一緒に届いた。10月は何かと予定がすでにあるので、11月をめがけていきたいな。そんなプランを考えていたら旬のもの食べたくなったので、さつま芋で焼き芋を作ってみた。ちょっと日本のとはちょっとちがってスペインのさつま芋は色がオレンジなのだけど、これもまた甘くて美味しい。


焼き芋をおともに、浅田次郎さんの短編集、”鉄道員(ぽっぽや)”を読む。彼の本は今まで読んだことがなかったのだけど、うわさどおり泣ける本。”鉄道員(ぽっぽや)”、”角筈にて”も、いわゆる日本の働く男の話でよかったですが、私が一番涙を流したのは、ラブレター。偽装結婚のため国籍を貸した男が”妻”が亡くなったことを知らされ、遺骨を引き取りに行き、彼宛の遺書(ラブレター)を読む、というのがあらすじ。会ったこともない二人が純粋に相手を思う気持ちは、心の琴線にふれました。届けられない思いが切なくて、それがこの小説の泣かせどころなわけだけど、同時に人は生きている間に思いを伝えることが大切、と改めて思った。短編で読みやすかったし、しっとりした秋の日にいい本でした。



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