2015-03-27

夫婦の会話言語を変えれるか? -140

スペインから隣国フランスへ引越し、子供の言語環境からカタルーニャ語が減って、正直嬉しいうららです。でもまだ5言語(日・独・仏・西・英)あり、もう少し減らしたい今日この頃。

私たち夫婦の会話はスペイン語(夫はドイツ語、私は日本語が母国語)。でも互いにとっての母国語ではないし、子供達の言語集中のためフランス語に夫婦の会話を変えてみないか、と提案しています。

私が知っている第2外国語で話しているカップルで会話言語を途中から変えたという人たちのことを考ると、どちらかの母国語に変えた話しか覚えていません。しかも一度夫の母国語ドイツ語に変えようという試みを半年ほどして、うまくいかず、私が放棄して終わってしまったこともあります。まだ子供はいなかったし、当時はバルセロナに住んでいたのでさしせまった必要性がなかったものの、一方の母国語にさえ変えられなかったので、難しそうな気配濃厚です。

その話を知っている義母(フランス人)と最近こんな会話をしました。

義母 : 最近一緒にすごしているのにフランス語で話さなくて、いつも悪いと思っているのよ。でももう40年も家庭ではドイツ語でやってきたので、もう家庭内ではフランス語がでてこなくて。ごめんね。

うらら : この家はドイツ語なのだから、それを今更私のために変える必要はないよ。母国語がでてこない環境、というのは想像できるし。私は子供達が近い将来、私たちのスペイン語会話がわからないことで不安を与えるのが嫌なのよ。それから家族揃った時の会話は1言語に集中したい。いろいろ難しいのはわかっているけど、私たち4人で話すことを考えると、夫婦もフランス語にするのがいいような気がして。家では日・独・仏が子供の言語環境、が理想。私のフランス語は初心者でまだまだ会話は苦しいものがあるけど、始めない限り変わらないし、少しずつでも変えたい。

義母 : 何語であっても感情を表現する手段として使ってきた言語が夫婦の基礎、あなたたちの歴史を作ってきた言語なのよ。言葉にはエネルギーがあるから、感情を伴って使ってきた言語をそう簡単にはやめられないと思う。ドイツ語か日本語にするならわかるけど。でも今の状況からドイツ語にするとあなたが大変よね。

うらら: うん、、でもそうかといって、スペイン語を続ける利点って子供のためには特にない気がするのよねぇ。

家庭の言語について悩んできた義母のコメントや自分の知ってる他のカップルのケースを思うと、別に変える必要もない気もしてきます。しかも肝心の夫、今回も(!)私の提案サクっと忘れて1分後には普通にスペイン語で話しているし、私自身も込み入った話が続けられなくて結局スペイン語、短気の私はその循環にイライラ。。

前回の失敗に懲りて少しずつ、気長にやっていこうと思っていますが、書いているうちに自分でも子供にとって(さらに夫婦にとって)この試みがベストなのかよくわからなくなってきています。夫婦二人の生活だったらあえて変える必要もないと思うのですが。

夫とは知り合ってから8年ずっとスペイン語、今から日常会話言語を変えられるものなのか。またしばらく経って私自身の意見も含め、どう変わっているものなのか、改めて記事を書きたいと思います。


本文とは関係ないのですが、夕暮れ時の太陽のドラマの時間の写真です。田舎暮らしの気に入っている時間の一つ。贅沢♪

2015-03-15

アデウ、バルセロナ -139

少し前の話になるのですが、うらら家、南フランスへ引っ越しをしました。

20歳の時に初めてした海外旅行がスペイン。いくつかの都市を訪れたのですが、バルセロナに着いた時になぜかここに住むことになる、と直感した町でした。その後時は流れ、そんなことを感じたことはすっかり忘れていたのですが、ほぼ10年後に本当に住むことになって驚いたのを覚えています。酸いも甘いも沢山の思い出のある大好きなバルセロナから離れるのはさみしいですが、一から始める環境も新鮮でいいものです。

当面は義両親宅、プロヴァンス地方のル・カステレという村での田舎暮らし。コートダジュールの海岸線が見える小高い丘の上、オリーブの木とワイン畑に囲まれた自然の豊かな場所です。(また改めて別の町へ引越し予定なのですが)

国境を越えて生活環境を変える苦労は、スペインに住み始めた時にものすごく痛感したので想定内なのですが、田舎暮らしに変わったこともけっこうな環境の変化であることに気づきました。車なしではやっていけない生活、歩いてはパンも牛乳も買いにいけません。

語学学校行きたい、と思っても、そんなものは車で30分かかるような別の町にいかないとないし。ちょっと運動始めたい、と思ってもジムは近くにないから自然の中を走るしかないし。都会生活に普通にあった施設ってないのも普通なのよね、と当たり前のことを改めて感じました。ま、無ければないなりに生活するだけなのですが。

その代わり、新たな生活にあるものは、お金では買えない豊かな自然。冬はワイン畑が休閑なので、羊たちが日々移動しながら雑草を食べています。(子供は近くで羊がみれて嬉しそう)日暮れの時間は、空一面がドラマチックに変わって、太陽が演出のドラマのようで見とれてしまいます。夜の星空も闇が濃いだけ輝きもきれいだし、毎日の自然の風景だけで心あらわれるかんじです。

子供は0歳と2歳、二人ともまだ何かと手がかかるし、諸々手続きを含め何かとやることもあるし、しばらく専業主婦をすることにしました。海外に住みつつ、働かない期間を設けるのは大きな決心です(落ち着かないです、正直)。働くことはやめたくないので、2-3年後くらいを目安にどういう仕事ができそうか改めて考え中です。

まずはフランス語、少しでも早く上達しなければ。ようやく見つかった保育園のような学校に通う長男、挨拶程度ですが、フランス語を話し始めています。フランス語のRももうできるし、今まで聞かせてこなかった言語だけにホントすごいなー、の一言につきます。私よりフランス語に接している時間が長いので、彼がフランス語をまじえてきたらわからなくなる日が近そうな予感大です。

今後は南仏プロヴァンス地方の田舎に住むママの視点から、生活情報、複言語環境での生活や育児、田舎暮らしの語学勉強、日々のことなど、引き続き思うままに書いていこうと思います。

ブログランキング、スペイン情報は今回が最後、今後はフランス情報ランキング(と引き続きマルチリンガル育児)に参加です。更新頻度は変わらずゆっくりかと思いますが、今後も拙ブログ、よろしくお願いします。


写真はある冬の日にバルセロネータの海岸であったジャズ奏者たち。夕方、日が傾いてきた頃に聞くジャズの音楽が切ない曲だったせいか、引っ越す前だっただけにジンときちゃいました。絵になってたな。

2015-03-04

子供とお料理 クッキー作り -138

台所でのお手伝いを始めるという記事を以前に書いたのですが、その後の長男の台所育児状況を。

一時はいい調子でパパと一緒に目玉焼き係に就任、意気揚々と卵を割り入れ(黄身がつぶれることが大半とはいえ)、塩を少々加える仕事までこなしていたのですが、、。2度ほど小さなやけどをしてしまい、以来フライパンを見ると”ママ、あつい”と言ってやらなくなってしまいました。2回とも用具が大きすぎてうまく扱えなかったのが原因。

どの台所育児の本にも、台所でのお手伝いを導入する際には適した大きさの用具を用意すること、とあるのですが、これを準備しなかった親の責任。長男よ、ホントごめん、と深く反省中です。それでもままごと遊びの目玉焼き作りやその他料理は変わらず好きなので、やけどのことを忘れた頃を見計らって、火を使うお手伝いを改めて誘ってみようと思っています。

なので、最近は火を使う工程のないおかし作りのお手伝いをしています。今回作ったのはドイツのクリスマスのクッキーレシピの一つを簡単にしたもの。粉をこねたり、型をぬいたり、簡単だけど手をよく使って、遊びがてらいいかんじで一緒に作れました。

材料 :
薄力粉 300g
砂糖 100g (レシピは100gですが、50gくらいでも十分美味しいです)
卵 1個
バター 200g (バターの量を少なくして、様子をみながらオリーブオイルを混ぜるのもあり。)

この他にバニラ、アーモンドパウダー、レモンの外皮を削ったもの、などを適宜まぜて味のバリエーションをひろげても。

作り方 :
1. 小麦粉、砂糖を作業台の上に広げ、少しくぼみをつくって卵を落とします。さらに冷蔵庫から出したばかりのバターをきっておきます。


2. 他にもまぜたいものあれば、投入。今回はバニラを加えました。バターを一度大まかに切ったのですが、混ぜやすいようにさらに細かく刻みます。


3. 全て手でこねながらまぜます(子供と一緒に)。もしバターの代わりにオリーブオイルを使うようであれば、少しづつ様子を見ながらオイルを足していきます。生地がまとめやすくなってくるまで、が目安。



4. だんだん生地がまとまってきました。


5. 一つの塊にまとめて、1時間ほど冷蔵庫で冷やします。


6. 冷蔵庫からだして生地を伸ばします。オーブンを180度に温める。


7. 型抜きして


8. 天板にならべます。


9. 20分位やいて出来上がり。(様子を見ながら時間は調整)


普段はエプロンを最初にして、台所のお手伝いがはじまる、という意識を高めるようにしています(どの台所育児の本でも推奨)。他のことでも、何かお手伝いしたくなった時にはエプロン、と言ってくるのでこれはけっこういい暗示になっているようです。写真撮った時に限ってしてないので説得力に欠けますが、、(汗)

長男、お菓子を作るたびに生地のつまみぐいがとまらないので、まだ食べるなー、と30秒に一回くらい注意しながらの作業です。確かに生地のつまみぐいが美味しいのはわかるけど、食べ過ぎ。(笑)

ぼちぼちと一緒にお料理できるものが広がりますように。